キャッシュレス派も防災グッズとして現金を×××の〇〇日分
便利だし、ポイントは貯まるし、
使える場所は増えたし、
コロナウィルスに触れるリスクも減らせるし・・・
この頃は現金を持ち歩くことが少なくなった!
という方は多いと思います。
だとしても災害等によるシステムダウン時には
ペイもカードも使えません。
もうすぐ9月1日「防災の日」
持ち出し袋には、
防災グッズに加えて「現金」も入れておくことをおススメします。
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行政も持ち出し品・備蓄品として「現金」を推奨
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静岡県の防災ハンドブック
に掲載されている
「持ち出し品・備蓄品」のチェックリストにも
”小銭を含む現金”が掲載されています。
※静岡県防災ハンドブックは⇒こちらで
ダウンロードできます。
大災害が起これば
「自分やお店が無事」であっても、
まず物流は麻痺します。
ご紹介した防災ハンドブックでは
食料も水も7日分の備蓄を推奨していますが、
備えていたとしても、
災害でのショックで備蓄品が損なわれることもあるでしょう。
無事だったとしても「やっぱりもう少し買い足したい」
と不安になったお客さんが殺到します。
コロナ騒ぎで紙製品が棚から消えた記憶も新しい今なら
皆さん想像できますよね。
次に起こるのは、
「欲しい人」に対して「売るモノ」が少ない
ことによる値段の上昇。。。
私たち、これもマスク騒動で学びました。
お客さんがお店に殺到すれば
通信システムの混乱が起きて
「キャッシュレス決済ができない」
なんてことも想像できます。
電力供給が不安定になって
やっぱり現金しか使えない
という想像もできますね。
ということは、
いつも通りの買い物感覚で
財布の現金分を用意するだけだと
足りなくなるのではという心配が出てきます。
でも、一体いくらあればいいのでしょうか。
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提案:「防災用備蓄現金」額は
××× の 〇〇日分
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一般社団法人全国銀行協会が
平成25年3月に発行した
「東日本大震災における銀行業界の対応と今後の展望」によると、
”東北地方に所在する日銀支店・事務所での現金支払いは、被災後1週間で累計約3100億円となり、前年同期の約3倍の規模に達した”
とあります。
この情報から検討して提案する
「非常時用の現金の適正額」は
1週間分の食費・日用品費の3倍を基本に
需要と供給のバランスが崩れて
高騰してしまった必需品を手に入れるための予備資金も用意するとして
ざっくり1か月分あればよいと私は考えました。
(まとめ)
週に1万円の食費・日用品費なら
4~5万円分の備蓄現金
週に5千円の食費・日用品費なら
2~3万円分の備蓄現金
を
一つの目安として「我が家の防災用現金」
を決めてくださいね。
東日本大震災時関東に住んでいたママ友からは
数十万円をATMに引き出しに行った
という話も聞きました。
今住んでいる土地で
災害の収束を待つなら必要な金額も小さく済みますが
遠方の親戚・友人宅に身を寄せる、
となれば家族分の交通費と、現地での生活費と
どんどん必要な現金は膨らみます。
いざという時に何が起こるか
最悪の場合、一家でどうするか・・・
この機会に話し合えたらいいですね。
(おまけ)
ところで・・・
1週間の食費や日用品費の金額が
ポンッと浮かんできましたか?
ピンとこなかった場合は
明日から1週間、
スーパーやドラックストアのレシートは
きちんともらって集計してみましょう。
防犯面の不安や「タンス預金」じゃ増えない
という反対ご意見につきましては
別途検討いたしましょう。
お読みいただきありがとうございました。