【たまひよオンライン】令和のへそくり事情についてコメントさせていただきました。

ご覧いただきありがとうございます。

FPなおママです。

 

たまひよオンラインで

令和にへそくり事情のアンケート結果についてコメントさせていただきました。

後回しになりがちな

長期的なお金の計画をはじめるきっかけになれば嬉しいです。

令和のへそくり事情。約1割が500万円以上?! なかには1000万円以上の強者も。お金が貯まった意外な理由は…専門家に聞く

家族生活や結婚生活のコンセプトのための持続可能な財政目標:ミニチュアの結婚式のカップル、親と子、家や家、上昇するコインの列の車。
William_Potter/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーに「夫・妻・パートナーに内緒のへそくりはありますか?」と、質問。すると約35%が「ある」と、回答しました。「ある」と答えた方に金額をうかがうと100万円以下が一番多く約6割に。へそくりができた理由で最も多かったのは「独身時代の貯金」。
ところが、「夫婦別財布でお互いの貯金額を知らない」という、ドライな声も多く届きました。ライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに聞きました。

夫・妻・パートナーに内緒のへそくりはありますか?

アンケート回答者は妊娠中及び幼いお子さんがいる層です。約85%が25歳以上39歳以下となり、比較的若い世代のせいか「ない」は約6割を超えました。
しかし金額では意外な数字となりました。

へそくりが「ある」と答えた方に伺います。へそくりの金額を教えてください

100万円以下は約6割。しかし500万円以上がなんと約1割という興味津々な結果となりました。
下世話ではありますが、「へそくり1000万円以上」の方々のコメントを紹介します。

「独身時代の貯金があることは夫も知っていますが、金額は伝えていません!」(カズママ)
「共働きで別財布なので。独身時代からずっと働いているので、何となく1000万円以上貯まりました」(ぽこちゃん)
「実家暮らしの時にコツコツ貯めてきた貯金と、祖母が積み立ててくれた定期など。私自身40歳を過ぎて物欲がなくなり、今のところは子どもに残す予定です」(あと)
「親が貯めてくれています」(ふみ)

「1000万円以上あります。独身時代の貯金、親からもらった教育費の余りなど。へそくりというか、別財布なのでお互いに知りません」(ちあき)
「共働きで別財布なのでお互いに貯蓄額を知りません。ちなみに私は独身時代からの貯金が、2000万円ほどです」(ゆきだるま)

へそくり1000万円以上に限らず、「へそくりができた理由」は、多くが「独身時代の貯金」でした。そして時代を反映して「共働き別財布なのでお互いの貯金額を知らないだけ」というコメントも目立ちました。

夫婦共働きの増加とともに、家計は別財布が定着している昨今。「お互いが貯金額を知らない」という状況のメリットデメリットを、ライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに聞きました。

「預貯金額を知らないメリットは3つある」と、専門家

「アンケート結果では『へそくりが出来た理由』の多くが『独身時代の預貯金額』とのこと。結婚前の個人としての財産を、パートナーに知らせないのは自然の成り行きといえます。
お互いが預貯金額を知らないメリットは3つあります。

1つ目は、パートナーの価値判断でとやかく言われない『完全に自分の自由になるお金』がある事で『心の余裕』につながる。
2つ目は、互いに預貯金の金額差を知らないことで、余計なコンプレックスが生じず『フラットなモチベーション』で2人の財産を築いていける。
3つ目は、過去の努力は“お互いに自分のもの”とできる『公平感』です。

けれどもデメリットもあります。以下の話は私のお客様のエピソードです」

デメリットは「いざお金が必要という時に正しい状況判断できない」

「共働き夫婦の妻Bさんの夫Aさんが長期入院となりました。無事に退院を迎えますが、Aさんは即、職場復帰します。ところが夫が倒れて再び病院へ運ばれたと連絡が入り、Bさんが病院に駆けつけると、Aさんは『ゴメン、もうお金ないけど会社休んでいい?』というのです。

実は夫は長期入院で有休をすべて使い切り、さらに夫婦共同の口座と自身の口座の残高をみて『働かないと家族に迷惑がかかる』として、身体が辛いのに無理をしていたのです。

『お金のために無理して出勤していたのね……』と、愕然とするBさん。
実はBさんにはAさんに言っていなかった独身時代からの蓄えが数百万円ありました。そのおかげで、夫婦で話し合い、夫はその後休職。給料の出ない期間を安心して乗り越えることができました。

事例のご夫婦のように、お互いの預貯金額を情報共有ができていないと『正しい状況判断ができない』というデメリットが生まれ、本来は望んでいないライフスタイルを選択する可能性がでてくるのです。

このご夫婦は『夫の入院』がきっかけでしたが、お子さんがいるカップルは『教育費』という大きな出費がいずれ必ずやってきます。

子どもの成長とともに教育費は右肩上がり。特に中学受験を考えている方は小学校高学年から支出が急増します。『心の余裕』『フラットなモチベーション』『公平感』を保つことが厳しくなることも考えられます。
FPとしては、『教育費』をきっかけにして、早めに話し合い、作戦を立てることをおススメします」

前田菜穂子

みつめFP事務所代表で、1級FP技能士(国家資格)、CFP®(日本FP協会)、育勉®インストラクター、日本学生支援機構認定スカラシップ・アドバイザー(平成29年10月~令和5年9月)FPmamaFriendsおこづかい教室認定講師。猛烈に働いた13年間の会社員生活での挫折や長く続いた不妊治療経験など、人生の壁にぶつかったことをきっかけに、金融業界未経験ながら5年間猛勉強してFPの資格を取得。“今より幸せで円満な家庭づくりのお手伝い”をモットーとし、娘として、妻として、母として、そして専門家として広い視野をもち、親子や夫婦でも話題にしづらい「お金のハナシ」に向き合うきっかけを提供しています。プライベートでは一児の母。

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文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年1月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数421人)
※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。

 

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