大容量はおトクなのか?損得判断で買い物した末路
毎月1回だけ開催される地元の朝市。
スーパーではあまり見かけない素朴な食材が魅力で通っています。
12月は煮物、汁物が増えるだろうと昆布を買い足しました。
そのとき、家計管理を発信するFPとして
あるまじき失態を演じてしまいました。
今日は白状し、懺悔する記事です。
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■この記事でわかること
1 大容量パックのお得ポイント
2 あとの祭りでも冷静に振りかえってみる
3 死に金を作らないために
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1 大容量パックのお得ポイント
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購入したのは、知床産の昆布です。
ここ数年リピート中のお気に入り。
薄いのがとにかくいい!
すぐに味が出るので戻し忘れてもOK、
逆に入れっぱなしでも臭くならない。
パリパリと小さく割って子どものおやつ、
つまみにと大変重宝しています。
いつも買うサイズは
写真右の80gの小さいほう
今回は写真左の170g
お値段は小が500円で大が800円。
「倍以上入っているのにお値段は倍じゃない!」
小を2個買えば1000円だけど
大を1個買うだけで小2個以上入ってるのに800円だわ!
200円もお得じゃない~
収穫した時期は大小同じなら、賞味期限も一緒
店に置いとくのか、我が家に置いとくのかだけの違いなら
「大きい方を買おうじゃないか!」
と決断。
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2 あとの祭りでも冷静に振りかえってみる
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ところが、購入後約1か月たった今
在庫すら消化できておりません。
幸い賞味期限は2年後なので
”食卓昆布祭り”は避けられそうですが、
1年以上の在庫は持たないように
買い物しましょう。
ストック量に気を付けて
キャッシュフローを改善しましょう。
とお客様に日ごろアドバイスしていたのにやらかしました。
◆冷静に振り返るポイント1◆
グラム当たり何円か?
グラム当たりのお値段を比べてみると
大きいパックと小さいパックの差は
たったの1円ちょい。
安物買いの銭失いというには
昆布さんに申し訳なく
ひたすら「目の前の損得に眼がくらんだ」
ことを反省しております。
◆冷静に振り返るポイント2◆
本当にそのとき必要だったのか?
どうせ2年も賞味期限があるなら、
12月の朝市でなく、
消費ペースを確認しつつ
1月の朝市まで待てばよかったと思います。
もし切らしてしまったとしても
非常時の備蓄品としての水とはちがい、
無くても料理はできます。
でもあの時は、袋の向こう側が見えてきた
冷蔵庫の昆布がそろそろ無くなりそうだ
という情報だけ、
消費のペースが分かっていませんでした。
実は前回購入した時期が思い出せません。
小パックをどのくらいの期間で使い切ってきたか
6年も買い続けているのに、
意識してこなかったから
「小さい方を選ぶ勇気」が
湧いてこなかったのです。
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3 死に金を作らないために
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お金を使う時は
「手元資金を減らすまい」という呪縛から逃れ
「暮らしが豊かになるか」に気を配りたいと思いました。
毎月入ってくるお金には限りがあるけれど、
買い物をしないと生活が不便だという人が
多数派で
お金は好きなだけ使える
自給自足だから買い物はしない
という人のほうが少数派ですよね。
限りはあるけれど、定期的に入るお金を
有効に使うということは
より沢山の項目に支出できるように
配分を考えることから始まります。
例えば
4人家族の主婦の財布に5000円しか入っていなくて、
給料日まであと1週間というケースを想像してください。
4人前の刺身盛り合わせが定価2000円のところ
半額の1000円だったとして2パック3パック買いますか?
1000円の支出そのものを避けるか
買うにしても1パックにして
のこり4000円で他のものを買ったほうが良いと思いませんか。
お刺身のように消費期限まで時間がないものだと
冷静に考えられる人は多いのですが
「日持ちのするもの」に関しては
判断が鈍りがちです。
より沢山の項目に支出できるように
するための第一段階は
消費ペースを把握することです。
我が家では
お米は3週間で5kg、
トイレットペーパーは2週間で1袋という具合に
頻度の高いものは消費ペースを把握できています。
だから特売があっても
淡々と必要な量だけ購入します。
「昆布」がノーマークであったように
調味料の類は消化ペースが遅いので
「どれだけ買うべきか」が不明となると
目先のお値段に惑わされることになります。
それを避けるため
私が習慣にしようと誓った行動が2つ
1:パッケージに購入日をサインペンで書いておくこと
2:使い切り寸前で、前回購入から何か月か把握
してから買い物に行くこと
調味料だけでなく、洗剤や基礎化粧品も
「切らすと困るから」と収入と消費ペースの
バランス以上に値段重視で購入しがちです。
実は昆布以外にも制汗剤や日焼け止めを
シーズン初めに2本パックで買ってしまい
2年越しで消化する失敗をしてきました。
化粧品類は1000円単位の支出となるので
在庫コントロールができると
家計改善の効果が大きい分野となります。
お読みいただきありがとうございました。