【たまひよオンライン】キャッシュレスと非常時の現金についてコメントさせていただきました。
ご覧いただきありがとうございます。
FPなおママです。
皆さんはキャッシュレスって何を使ってますか?
とあるサイトでは「お金持ちほど現金を持ち歩かない」という記事を読んだりもしましたが
子育て世代なら、ある程度の手元現金が無いと不安・・・だよなぁと考えている派です。
たまひよオンラインでコメントさせていただきました。
ご参考になれば!
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=146375
リアルママボイス、お買い物キャッシュレス派は約75%。「自宅に現金なし」が25%。進むキャッシュレス化に「でも現金は必要!」と、専門家の声
「たまひよ」アプリユーザーに「普段、買い物では現金派ですか?キャッシュレス派ですか?」と、質問。すると「現金とキャッシュレス半々」「キャッシュレス派」は合わせて約75%となりました。
また、お財布にいれている現金は1万円前後が約70%。自宅にある現金では5万円以下という人が一番多く、「置いていない」も約25%いました。若年層を中心に「現金を必要以上に持たない」という風潮が広まっているようです。ライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに聞きました。「普段、買い物では現金派ですか?キャッシュレス派ですか?」では、現金派はわずか25%
みんなのコメントを見ると「キャッシュレスが使えない店では現金」が目立ちます。日常ではキャッシュレス派が多そうです。
日常的にお財布には現金をいくらくらい入れていますか?
1位 1~2万円未満 35.7%
2位 5000円~1万円未満 34.4%
3位 2~5万円未満 15.2%
4位 5000円未満 11.5%
5位 5万円以上 1.8%
6位 その他 1.3%
という結果となりました。
1万円前後が約70%。2万円以上はわずか17%で、大きな買い物はキャッシュレスが進んでいることがわかります。
キャッシュレス化が進む風潮の中で、あえて「現金」にこだわる理由を聞いてみると堅実な声が届きました。「使った金額をちゃんと把握できる」「使いすぎを予防できる」現金派の声
「どれくらい使ったかがパッと見て分かるから。手元にお金がない時は、少し我慢しようかな…という気持ちになれるし」(ししゃも)
「目に見える【お金】という道具で、欲しいものを【買う】という行動は、お金のありがたみや金銭感覚が養えると思っています」(そーくんママ)
「クレジットカードは一枚も持っていません。今後も持たない予定です。私の性格を考えると使い過ぎてしまう可能性があり、物覚えもそんなに良くないので、残金を計算しながら使うのは無理だと思うので」(なめらかぷりん)
「現金が1番ラク」(るう)
「キャッシュレスが楽とはわかるけど」現金派の声
「初めてペイペイ払いをしようとしたらモタついて、レジの人にイライラされてしまったのがトラウマに。次こそはキャッシュレスにしたいと思うが、迷惑をかけると思うと結局現金を出してしまう日々」(まぴ)
「よく行くスーパーだと現金でないとポイントがつかないし、家計管理アプリにキャッシュレスの情報を登録すると(買った日と引き落とし日が異なるので)ややこしくなるので、なるべく現金」(クロネ)
「キャッシュレス決済が楽だとは思うけれど、情報をスマホに登録するのが怖い」(みき)
「田舎のせいか使える場所が限られるし、ここのスーパーはカードのみ、でもあそこのスーパーは電子マネーじゃないとダメとか…めんどくさくて結局は現金!」(pupu!!!)
とはいえ、キャッシュレス化の波は確実にきているようです。次の質問では驚きの結果となりました。
自宅にどのくらいの現金があれば安心できますか?
1位 5万円以下 27.9%
2位 現金は置いていない 24.2%
3位 5~10万円未満 23.4%
4位 10~30万円未満 12.8%
5位 100万円以上 5.3%
6位 30~50万円未満 4%
7位 50万円~100万円未満 1.3%
8位 その他 1.1%
となり、約25%は現金は財布の中のみという結果に。とはいえ半数は自宅に5万円以上を保管しているようです。自宅に現金を置いている理由を尋ねると、一番多かったのが
「冠婚葬祭などの急な出費や自治会などの集金などに備えて」(ぴぴ)
でした。
「小さな子どもがいるので何度もATMへ足を運ぶことができない」(たかぴー)
という声もありました。さらに、
「災害時や何かあったらときには現金が大事になってくると思うので」(みひ)
という声も目立ちました。
キャッシュレスのメリットデメリット、さらに自宅に現金を置く有効性をライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに聞きました。「早い・簡単」などキャッシュレスには7つのメリットがある!
消費者庁の意識調査※1であげられた、キャッシュレスのメリットの1位は「支払いが早い・簡単」という結果でした。
私は交通系ICカードで特にその魅力を感じています。乗換ボタンを押し間違えて切符を買い、自動改札を出られなかった昔には、もう戻れません!!!他にも代表的なメリットとして
2「ポイントがつく」
3「現金を持ち歩く必要がない」(=財布を小さくできる)
4「ATMでお金をおろす手間がかからない」(=手数料の節約)
5「現金に触らないから衛生的」
6「現金の盗難紛失の心配がない」
7「使用した記録が残る」
等、まだまだあります。キャッシュレスのデメリットは「非常時に弱い」
反対にデメリットは「非常時に使えないこと」。
たとえば「停電」「通信障害」「システム障害」といった場合です。スマホ決済なら「バッテリー切れ」でも使えません。普段の外出ではクレジットカードとスマホ等、複数の決済手段を持ち歩き、いざという時のための1万円札を忍ばせておけば安心ですね。
災害時に強いのは現金。なので自宅に備えておきましょう。
非常時、とくに大災害への備えとしてやはり自宅に現金を備えることをすすめます。
小さなお子さんがいる場合、避難所の生活は不向きです。遠方の親戚宅へ避難する交通費や生活費として、現金があれば心強い。金額は一概には言えませんが、備蓄品と一緒に小銭も含めて数万円から数十万円の現金を備える人もいます。避難先で『働きに出られるか』も、大きく影響します。
お子さんが小さいご家庭は一度、見直してみてください。
複雑になりがちなキャッシュレス管理、3つのコツ
キャッシュレスは「記録が漏れずに電子化され、振り返りやすい」支払い手段なのですが、アプリ等への「登録が面倒」「サイトを見るのが面倒」と感じる人もいます。
面倒になっている人の傾向として「キャンペーンに釣られて、沢山のキャッシュレスを持った」ケースが多いです。管理のコツ1:キャッシュレスは3つまでに絞り、把握しやすい状態をつくる。
管理のコツ2:使ってよい金額の上限を決める。
管理のコツ3:使った時がお金が減る時と心得る。「使うからお得にする」のがキャンペーン。お得になろうと余計なものを買えば本末転倒です。
「財布に入っている分だけ使える」現金と同じように、キャッシュレスも「使った時がお金が減るとき」です。
家計簿には使った日を記載して予算管理しましょう。「早い・簡単・便利」なキャッシュレスを上手に使いたいですね。
前田菜穂子
みつめFP事務所代表で、1級FP技能士(国家資格)、CFP®(日本FP協会)、育勉®インストラクター、日本学生支援機構認定スカラシップ・アドバイザー(平成29年10月~令和5年9月)FPmamaFriendsおこづかい教室認定講師。猛烈に働いた13年間の会社員生活での挫折や長く続いた不妊治療経験など、人生の壁にぶつかったことをきっかけに、金融業界未経験ながら5年間猛勉強してFPの資格を取得。“今より幸せで円満な家庭づくりのお手伝い”をモットーとし、娘として、妻として、母として、そして専門家として広い視野をもち、親子や夫婦でも話題にしづらい「お金のハナシ」に向き合うきっかけを提供しています。プライベートでは一児の母。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年2月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数390人)
※記事の内容は2023年4月の情報で、現在と異なる場合があります。