医師がすすめる飲酒量からビール予算を立てました
精神科医樺沢紫苑先生の最新刊
「行動最適化大全」を参考に
健康と家計に役立つ情報をご紹介させていただきます。
本著に記載の適切な飲酒量に基づいて
ビール代の予算を考えた記事になります。
どうぞ最後までお付き合い頂ければ幸いです。
医師推奨の飲酒ペースによるビール予算は1か月5,000円
『生活習慣病のリスクを高めない飲酒量は、純アルコール量で1日20g、週100gといわれています。ビールだと1日500ml、1缶までOK』
ではありますが樺沢先生は
『量以上に「毎日飲酒する」のが健康に良くない』
と考えていらっしゃいます。
『お酒が完全に身体から抜けるには(飲酒量にもよりますが)24時間以上必要です。~中略~2日連続で飲まない日を作ることが大切なのです。』
とありました。
推奨ペースに従えば、
1か月の500ml缶ビールの消費量は
週5本×5週間=25本です。
1本足りませんが
毎週2日は休肝日です。
ちょうど1ケースを1か月で消費するのが
健康と不健康のボーダーラインなのです。
これを家計の「酒代」としていくら見積もればよいか、
Amazonで検索して価格調査しました。
500ml1ケース24本の大体の金額は
- プレミアムビール
6500円~7000円程度
(1本あたり300円)
- 普通のビール
6000円程度
(1本あたり250円)
- 発泡酒
5000円弱
(1本あたり200円)
- 第3のビール
4300円程度
(1本あたり180円)
飲む人の好みはあるものの、
健康上害を及ぼさない量を目安に酒代の設定をすれば
家計の管理もしやすくなりますね。
家計調査も1か月1ケースが基本の傾向
興味深いことに統計による消費量も健康水準におさまっていました。
総務省家計調査2020年によれば
2019年年間の1世帯当たりの消費量は
ビールで19.42リットル
発泡酒・ビール風アルコール飲料が27.15リットル
1か月で消費する500ml缶に換算するとビールは月に3本、
発泡酒・ビール風アルコール飲料は月に4.5本です。
飲酒習慣のある人は全体の2割にあてはめれば、
ざっくり1ケースが平均値となります。
飲みすぎが気になる方は
健康上の理由と経済上の理由
両面から動機付けすると、
上手にコントロールできるかもしれません。
楽しみや息抜きも大切に、
お酒もお金とも上手につきあっていけるといいですね。
お読みいただきありがとうございました。
参考文献:行動最適化大全 樺沢紫苑https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A1%8C%E5%8B%95%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96%E5%A4%A7%E5%85%A8-%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%A7%E5%B8%B8%E3%81%AB%E3%80%8C%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%81%AE1%E6%97%A5%E3%80%8D%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%99-%E6%A8%BA%E6%B2%A2-%E7%B4%AB%E8%8B%91/dp/4046047968/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E8%A1%8C%E5%8B%95%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96%E5%A4%A7%E5%85%A8&qid=1625799204&s=books&sr=1-1
総務省統計局家計ミニトピックス「ビール」及び「発泡酒・ビール風アルコール飲料」の購入数量https://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/2020_08.pdf
飲酒習慣の状況 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/alcohol/siryo/insyu03.html